リトのADHDブログ

発達障害(ADHD)について当事者の立場から色々書いていきます。

絵に対する不安と苦悩

おはようございます。

もう3月ですね。すっかりブログの更新を忘れていました(汗)

サボり気味で申し訳ございません・・・

 

さて、Twitterを見てくれてる方はご存知かと思いますが、最近の僕は絵を描く事にすっかり夢中になっています。

昔から一つの事に凝り始めると、とことんのめり込んでしまう性格なので今は毎日絵ばかり描いて過ごしています。

・・・ですがここ数日、絵を描く事に対して少しずつ不安ストレスプレッシャーなどを感じるようになってきました。

 

僕は今まで小学生の落書きレベルの絵しか描いてこなかったので、初めて自分が真剣に取り組んで描いた絵を両親に見せた時は、とても驚かれ喜ばれたものです。

「絵のセンスあるよ!」

「これは才能じゃない?」

「趣味で終わらせるのはもったいないよ!」

特に母親は僕の絵をとても気に入ってる様子で、居間に飾ってる僕の絵を見ながらコーヒーを飲むのが毎日の楽しみだと言ってくれています。

 

これまで人の後ろばかり追いかけてた僕にも、ようやく誇れる物が出来たんだ!

そう思うと嬉しくて嬉しくて、絵が一枚出来上がるたびに家族にそれを見せる事が、僕の自尊心を大きく満たしてくれました。

 

ある日の事。

僕はただ自由に好きな物を描くだけでなく、自分の絵にテーマ性を持たせてみたいと思い付きました。

それは「頭の中のメモリがすぐにいっぱいになって溢れてしまう」という、自分が持っているADHDの特性です。

頭の中で絵のイメージははっきり出来ていたのでペンも進み、自分としてはかなり納得のいく物に仕上がったという満足感がありました。

 

ところが出来上がった絵を見た両親の反応は何だか微妙で、「背景は無い方が良かった」「絵の説明をされても何だかよく分からない」と今までに無かった厳しい評価を貰ってしまい、絵を見てもらえた満足感より反省点ばかり頭の中にこびり付いて離れなくなってしまいました。

 

続いて描いたもう一枚のADHDの特性をテーマにした絵もやはりイマイチな反応・・・一生懸命説明しても「よく分かんねえや」の一言で片づけられてしまい、すっかり気落ちしてしまいました。

 

その後は居間に飾ってある自分の絵を見るたびに、悔しさ、恥ずかしさ、怒りなど様々な負の感情に襲われるようになり、新しい絵を描いてる時も家族の反応ばかりが気になってしまい、思うようにペンが進みません。

 

(自分が描きたい物を自由に描くのが楽しかったのに、このままだとまた人の目を気にしながらみんなが喜びそうな絵に寄せて描くようになってしまう)

 

そう思った僕は結局飾っていた絵を片づけてしまい(いっそ破り捨てようとも思った)、家族には「もう絵を描くのは止めた」とウソをついて今はコッソリ描いています。

 

人に見てもらいたいから描いてるはずなのに・・・

自分の絵を見て喜んでくれる顔が見たいはずなのに・・・

・・・何でこうなっちゃうんだろう。

表現者としての苦悩なのか、自己肯定感の低さやADHDの特性から来る苦悩なのか、自分でもよく分からないです。

 

一応Twitterには今後も不定期で絵をUPしていきたいと思っていますので、引き続きご覧になっていただけると嬉しいです。

それではまた次回!