リトのADHDブログ

発達障害(ADHD)について当事者の立場から色々書いていきます。

集中出来ること、出来ないこと

すみません、お久しぶりのブログ更新です。

今回は自分の「集中力」について書いていこうと思います。

 

僕は普段アナログ(ボールペンとマーカー)で絵を描いてるのですが、線がぶれる・塗り間違える・インクが滲むなど、気を付けてるつもりでも作業中に色々なミスをしちゃいます。

 

デジタルなら後からいくらでも修正可能ですが、アナログだと99%描き終わっててもワンミスで全て台無しになってしまうなんて事も・・・(体験談)

でも実はこの「ミス出来ない緊張感」が重要で、自分の集中力を何時間も持続させる原動力になっている事に気付きました。

 

 

昔ゲームセンターのオンライン対戦に熱中してた時のこと。

あの頃は毎日のようにゲーセンに足を運んでは閉店まで時間を忘れて同じゲームをやり続けてました。お金も時間も一体どのくらいつぎ込んだか・・・(汗)

もちろん家にもゲーム機はあります。しかもこっちは何時間遊んでも無料!

 

でも家でゲームする時とゲーセンでゲームする時って「集中力」が全然違うんですよ。

1回ごとにお金を払ってリセットの効かない一発勝負をする緊張感は、何回でもやり直しの効く家のゲームでは味わえません。

この感覚が、アナログで絵を描いてる時の感覚にすごく似てるんですよね。

 

一度ミスしたらこれまでの時間は無駄になる。

紙が無くなればまた買いに行かなきゃ行けない。

ボールペンで描く時の緊張感は、デジタルじゃ味わえない感覚だと思います。

でも、このリスクがあるからこそ僕は長時間でも集中して作業に没頭出来るし、失敗してもまたすぐに描き直したくなるくらい熱中出来るんです。

 

仕事でも、集中出来ることと出来ないことがハッキリしてました。

自分が任され頼りにされてるという自覚がある仕事に取り組む時は残業しようがいくらでも集中して頑張れるんですけど、別に自分がやらなくてもいい仕事や誰かの言ってる事をなぞるだけの仕事は集中力も全然続かないし、「やらされてる感」が出るとお給料の為と頭で分かっててもなかなかうまくいかないんですよね・・・

友達はそういう時でも頭を仕事モードに切り替えられるみたいなんですが、僕はその割り切りが苦手で集中力を向ける方向を自分でコントロール出来ません。

どうして出来ないんだろうって考えると、やっぱりその辺が自分のADHDの特性なのかなって思います。

 

とりあえず今は自分が集中出来る事にとことん没頭してみて、将来的にはゲーセンでゲームをしてる時や絵を描いてる時と同じように「心から熱中して取り組める仕事」を探していこうと思います。焦らずゆっくり。

 

ではまた次回!