リトのADHDブログ

発達障害(ADHD)について当事者の立場から色々書いていきます。

ADHDって「個性」ですか?

おはようございます。

自室に居ると携帯やPCや布団の誘惑が強すぎて

なかなか作業が始めらません・・・

 

最近ADHDの専門書を買って

地道に勉強しているのですが、やはり自室では

ダラダラと無駄な時間ばかり過ごしてしまうので

ファミレスを自習室代わりに利用しています。

 

学生の頃なんかはよく友達同士で集まって

図書館でテスト勉強をしたものですが、

静かすぎる空間はどうも苦手でして

僕は適度に雑音のあるファミレスの方が落ち着きます。

 

長い時はランチとドリンクバーだけで

5~6時間居座る事もしばしば。

一番嫌がれるタイプの客ですね...

 

さすがに毎日通っていたら

店員さんを顔を合わせるのも気まずくなるので、

ガストジョナサンデニーサイゼリヤ

ローテーションするセコ技を駆使しています(笑)

 

 

少し前置きが長くなってしまいました。

さて、ここからが本題です。

今回の記事のテーマ

ADHDを「個性」と考えるべきか

 

実は以前からTwitterの方でもこのテーマに関して

意見を言おうかずっと悩んでいました。

 

ただこれは当事者同士でも意見の分かれるところで、

下手な事を言うと口論の火種にもなりかねない。

140字という文字制限の中で

言いたい事を綺麗にまとめるのも難しい・・・

 

これらの理由から、

今までこの話題に触れるのは避けてきました。

 

ADHD障害と捉えるか、

それとも個性と捉えるか。

 

実は先週、役所の

自立支援事業のお世話になった時も

担当者の方にADHDの悩みについて話した時に

「そういうのって私は個性だと思ってます」

と言われました。

生活に困り事を抱えている人を

無料でサポートしてくれる事業のことです

 

それが本音なのか、僕の事を気遣って

言ってくれただけなのかは分かりません。

 

でもそれを言われた時に

すごくモヤっとした気持ちになったんですよね。

 

(今日初めて会って、ほんの数分悩みを聞いただけの

この人に一体僕の何が分かるんだろう)

 

結局、ADHD個性だと決めるのは

本人でも全くの他人でもなくて、

「一定以上の期間、本人と同じ

グループの中にいる人たち」

なのかな、と僕は考えています。

 

うーん、うまい言い方が思いつかなくて

ちょっと分かり辛い感じになっちゃましたね。

 

ここで言うグループとは、

家族であったり職場の人達であったり

クラスメイトといった人達の事を指します。

 

ADHDの特性って

視野が極端に狭いとか、

物事の優先順位が分からないとか、

決められた時間が守れないとか・・・

 

まあ色々あるわけですが、

初めて会った人から見れば

マイナスに映る事ばかりなんですよね。

 

でも一緒にいるうちに

仕事は遅いけど丁寧にやってるとか、

すぐパニクるけど指示通りに動いてくれるとか、

よく待ち合わせに遅刻するけど話してて楽しいとか、

周りの人達は

その人のマイナスの中からプラスを見つけます。

 

「このプラスこそが個性である」

と僕は考えています。

 

毎回待ち合わせに遅刻してくる人に対して

「それも個性の一つだ」

と思う人はほとんどいないと思います。

 

つまりADHDそのもの個性でもなんでもなくて

あくまで障害の一つ。

 

個性は、同じグループの中にいる人の目から

見えてくるその人への評価の方にあるという訳ですね。

 

だからTwitterで年齢も性別も知らない赤の他人に対して

ADHD個性だから大丈夫ですよ!」って言うのは

何か違うんじゃないか、と僕は思うわけです。

リアルで初対面の相手に言うのも同じで。

 

色々と書いてきましたが、これはあくまでも

「現時点の僕の考え」です。

 

ADHDについてもっと勉強したり

色んな方々の意見を聞いていくうちに

また違った考えが浮かんでくるのかもしれません。

 

それでは今回はこの辺で。

また次回!