リトのADHDブログ

発達障害(ADHD)について当事者の立場から色々書いていきます。

ADHD治療薬「コンサータ」について考える

おはようございます。

退職してもうすぐ一ヵ月が経とうとしています。

 

毎日ダラダラ過ごしてる訳ではないのですが、

時間という縛りの無い生活が続くと

なんだか月日の経過の感覚が無くなってきます(汗)

 

毎日の仕事に追われていた頃は

一ヵ月があっという間に感じていましたが、

どちらが人間にとって健全な生活なんでしょうね。

 

さて、今回の記事のテーマですが

 

ADHD治療薬

コンサータ」についてー

 

実際に仕事で服用していた僕の立場から

色々書いていこうと思います。

 

まずコンサータって何?」という方は

いらっしゃるでしょうか。

簡単に説明すると、ADHDの主な症状である

不注意

多動性

衝動性

 

この3つを改善してくれる薬です。

つまりコンサータを飲むだけで

ADHDのあらゆる症状に効くという訳ですね。

 

「そんなすごい薬があるなら、

何も悩む事ないじゃん!」

 

仰る通り!僕も始めはそう思ってました。

でも、実際はそううまくいかないものなんです。

 

続いてはコンサータ短所について

お話していこうと思います。

 

まずコンサータには

約12時間のタイムリミットがあります。

 

飲み始めて30分くらいで少しづつ効果が表れて、

山を描くようにゆるやかに効き目が薄れていって

だいたい12時間くらいで完全に効果が切れます。

 

例えば朝6時コンサータを飲んで出勤した場合。

18時には効果が切れてしまう計算になるので、

残業などがあると薬の切れた状態

仕事する事になります。

 

また、コンサータには覚醒作用があります。

遅い時間に飲んでしまうと、

12時間は頭が冴えた状態になります。

そのため、

効果が切れたからといって途中で飲み直す

眠れない夜を過ごす事になってしまいます。

 

また、コンサータは強い薬ですので、

当然副作用があります。

 

食欲不振頭痛など、人によって様々な

副作用があるそうですが、僕は最初の頃は

ほとんど副作用は感じませんでした。

 

先ほども書きましたが、コンサータは強い薬ですので

始めは少量しか処方してもらえません。

通院服薬を繰り返しながら主治医と相談して

少しずつ量を増やしていき、

本人にとっての適量を探していきます。

 

僕の場合、

18mgからスタートして徐々に量を増やしてき、

54mgでようやく効果を実感できました。

 

コンサータを飲むと、

エナジードリンクを飲んだ時のようにスッと

頭の中がクリアになります。

 

一度コンサータを飲み忘れて

出勤してしまった事があったのですが、

まるで寝不足のように瞼が重く、

頭の中に色々な雑念が浮かんで離れない。

 

この時にハッキリと、コンサータ

飲んでる時飲んでない時の違いを実感しました。

 

ただ薬のおかげで仕事がうまく改善されかというと・・・

正直なところ、

あまり変化はありませんでした。

 

職場の人には

「飲んでても飲んでなくても一緒にしか見えない」

とまで言われる始末。

 

コンサータはあくまで

自分の中のモヤモヤを取り払ってくれるだけで、

梧空が仙豆を食べた時のように

一気にパワーアップするような

すごい薬では無かったという事です。

 

また先ほど副作用にも触れましたが、

コンサータは効果が切れた後がキツかったです。

 

仕事から帰ってくる頃にはもうフラフラで、

まるで頭の電池が切れたように

家族と楽しい会話をする気力も起きません。

 

コンサータ集中力を高めてくれますが、

どちらかと言うと

「一日分の集中力を前借りして

効果時間中に一気に消費する」

という感覚が正しいかもしれません。

 

主治医にも薬の効果がイマイチ

職場で相変わらず辛い思いをしていると相談しましたが、

本人が効果を認識してる事が重要で、

それ以上の量を増やすのは副作用を考えても

オススメ出来ないという答えが返ってきました。

 

結局僕は54mgのまま仕事を続け、それ以上の量を

増やす事無く退職したので、未だに自分の適量

どのくらいなのか、むしろこの薬を飲み続ける事に

意味はあるのか、分からないままです。

 

「長々と語っておいて

結局答えが出ないんかい!」

はい、すみません・・・

 

まあ無理やり結論を出してしまうと、

服用してる当事者ですら

曖昧な効果しか実感できていない薬なので

過度に頼らずよく考えて飲みましょう

という事ですね。

 

僕もADHDの治療薬について

もっと詳しく知りたいので、

これから色々と勉強していくつもりです。

 

新しい情報が手に入ったら

こちらのブログでも取り上げさせていただきますね。

 

という訳で、今回はこの辺で締めたいと思います。

ではまた次回!