リトのADHDブログ

発達障害(ADHD)について当事者の立場から色々書いていきます。

今年一年の自分を振り返る

おはようございます。

早いもので、今年も残すところヵ月を切りました。

今までサービス業が多かったので、繁忙期である

12月にはあまり良い思い出がありません(笑)

 

仕事納めが無いので大晦日の親戚の集まりにも行けず、

毎年一人でガキの使いを見ながらコンビニ弁当を

食べるという悲しい年越しを過ごしていましたね・・・

 

今年は幸か不幸か仕事が無く自由の身なので、

僕もみんなとご馳走を食べながら楽しく

次の年を迎えられそうです。

あ、働かざる者食うべからずとか言わないで下さい(汗)

 

それにしても、今年は色んな事がありました。

自分にとってはまさに、

人生のターニングポイントになった

一年だったと思います。

 

いつもはテーマを一つ決めてそれについて

記事を書いてるのですが、

今回は特にテーマはありません。

強いて言うなら、

「自分の一年を振り返る総集編」

でしょうか。

 

事の発端は去年のちょうど今頃に遡ります。

入社して半年近くが経つというのに

いつまでも仕事を任せられるレベルに成長しない

自分を見かねて、上司からついに泣き言が。

 

「君が頑張ってるのはよく分かる。でも今のままじゃ

間違いなく来年の給料の査定に響くと思うよ。

君が実力をフルに発揮出来るようになる為に私たちは

どう協力すればいい?正直こっちも悩んでるんだよ」

 

僕は何も答えられず、

ただ「すみません」

頭を下げるしかありませんでした。

 

どうして大学も出て社会人経験もそれなりにあるのに

自分はいつまで経っても

仕事が出来ないままなんだろう。

ふざけて仕事してるわけじゃないし、

毎日ちゃんと真面目に取り組んでるのに・・・

 

答えの出ない疑問に悩み続けるようになり

次第に出勤が恐怖に感じるようになっていきました。

 

たぶんあのままの状態が続いていたら

うつ病になっていたでしょう。

幸運な事に、たまたま見ていたネットの記事に

発達障害という言葉を見つけて

僕は救われる事ができました。

 

なんだ、悪いのは脳の障害で

自分は悪くなかったんだ!

 

その日からとにかく障害の事を調べまくりました。

正式に診断が下りたのは今年の2月ですが、

障害者として生きていくという不安

全くありませんでしたね。

 

4月には職場の異動があり、新しい上司に

「キツかったら自分に合う仕事を探すのも手だよ」

と言ってもらえたおかげで、退職の意思が固まります。

 

・障害が理由で辞めれば失業保険が大幅に増える

・障害を認めてもらう為には障害者手帳が必要になる。

・手帳は初診から半年経過しないと申請出来ない。

以上の点から、手帳を無事に取得出来るまでは

今の職場で我慢して働く事にしました。

 

5月にはADHD用のtwitterアカウントを作りました。

始めはフォロワー0でもお構いなしにADHDの悩みを

淡々とつぶやき続けるだけの活動でしたが、徐々に

同じ境遇の人の目に止まるようになっていったのか、

今では多くの人に自分のつぶやきを

見てもらえるようになって本当に嬉しいです。

 

8月にようやく初診から半年が経過し、

障害者手帳を申請。

そして10月15日付で退職する意思も

しっかりと会社に伝えました。

 

退職日までの仕事も辛い事ばかりでしたが

障害の特性を知る良い機会だと思い、

とにかく自分のミスや不安を客観的に観察して

メモしたり、twitterにフィードバックして

ADHD特性の資料として活用。

 

9月末には手帳も無事に届き、

翌10月には予定通り15日付で会社を退職。

これを機に本格的にADHDの勉強を始めたいと思い、

専門書を買って毎日少しづつ学習しました。

 

それと同時にハローワーク障害者窓口

役所の自立支援事業にも登録して

仕事探しを開始しましたが、

なかなか良い条件の障害者求人は見つかりません・・・

 

そして12月

今は若者サポートステーションという

支援事業に登録して今月から就労や生活の

支援を受ける事になっています。

 

また次の仕事が決まるまでの間、ボランティア活動

やってみようかなと考えています。

できれば今年中に何か障害に絡んだボランティア

見つかればいいなと。

 

・・・さて、

ざっくり一年を振り返ってみて思いましたが

僕の今までの人生の中でこんなに

自分自身の事を考えてアクティブに行動した事は

無かったですね。

 

それまでは誰かが用意してくれたレールの上に乗って

ただなんとなく生きてきた気がします。

大学選びも仕事選びも、周りの波に流されるまま

無難な場所に着地したという感じでした。

 

障害がある事が分かった今、

初めて自分の足で歩き始めたという実感があります。

自分に何が出来なくて何が出来るのか改めて考えて

なんとなく進む道が見えたような見えないような(笑)

 

時間はあるので、しっかり前を見据えて

これからの事を考えて行こうと思います!

 

ただの自分語りに

長々とお付き合いありがとうございました。

ではまた次回!